【レッスンレポート第3回】トップランテニスカレッジ・石守校のセカンドクラス編

トップランでテニスの基礎を学ぶファーストコースを受講していた方や、中学や高校の部活動などで硬式・軟式テニスをしていた方、ほかのテニススクールに通っていてテニスの基本ができている方が対象になります。

トップランの初心者コースである「ファーストクラス」の目標は、ボールに慣れること。跳ねるボール、向かってくるボール、そうしたボールに楽しみながら慣れていくところから始まります。そこからもう一歩レベルアップしたクラスがセカンドクラス。ストローク、ボレー、スマッシュ、サーブといった基本のショットができ、ある程度ラリーが続くことがこのクラスに入る目安になります。

またファーストとセカンドクラスで大きく異なるのが、レッスン時間。時間は60分から90分へ。レッスンではラリーが多くなり、ゲーム形式での練習が加わるのも大きな特徴です。

1. ストローク練習
   フォア＆バックハンドでストローク（球出し）
   クロスラリー
2. ボレー練習
   フォアボレー＆バックボレー（球出し）
3. ゲーム形式でレッスン！
   前衛・後衛に分かれて打ち合い
4. サーブ練習
   サーブからのポイントマッチ　ゲーム形式で

場所は、インドアテニスコート。本日は、振替の生徒さんを含む6名の生徒さんでレッスンを行います。

当レッスンの担当は、長南コーチ。「振替や体験で来られる方が、一人にならないようにお声がけしますので、安心してきてくださいね！」との言葉通り、一人ひとりの生徒さんに声をかけながら、みんなが溶け込みやすい雰囲気づくりをしてくれるコーチです。

この日も元気な挨拶と共にスタート！まずはケガをせず90分間しっかり動けるように、ウォーミングアップを行います。

ストロークはテニスの基本！ということで、ウォーミングアップ後は、球出しでストローク練習を行います。

生徒さんはまず2列に分かれ、フォアハンドでボールを打つ組とバックハンドでボールを打つ組に分かれ、順番にボールを打っていきます。基本的には1人2球を打ったら次の人に交代。終わった人は反対側の列の後ろに並び、フォアとバックでボールを打っていきます。

「フォア！」「バック！」とコーチが声をかけながらボールを投げると、皆さんリズムよくそれぞれのフォームでボールを打ち返していきます。

フォアを2回、バックを2回打つ練習の後は、フォアとバックでボールを打ち、反対側の列に移動してバックでボールを打ち返す形式へ移行。一度にフォア、バックを打つことで、より横の動きを意識できるようになります。

次に計4人（うち一人はコーチ）がコートに入って、ストロークでクロスラリーを行います。慣れた手つきで軽快なラリーが始まると、小気味良い音がコートに響きます。

距離は遠くなりますが、低めの弾道できちんと相手に向かってボールが飛び、またラリーが途切れることがほとんどありません。これがセカンドクラスのラリーです。

赤・黄・青のコーンを3つ置き、前衛からボレーの練習を行います。

ストロークと同じように、2列に分かれ、一方の列はフォアハンドで、もう一方の列はバックハンドでそれぞれストレートボレー＆クロスボレーを行います。ストレートボレーのときは、目の前にある赤または青のコーンを真っ直ぐ狙い、クロスボレーのときはどちらの列も黄色のコーンを狙って打っていきます。

「バックは左足を、フォアは右足を斜め前において、体は開かずにラケットを立てたまま打つ。頭の中にしっかりイメージを置いて、ボールは見なくても打てるように意識しましょう！」とのアドバイスがありました。

ストローク＆ボレーの練習が一通り終わると、今度はより実戦的な練習が始まります。

まず計4人がコートに入り、それぞれ前衛と後衛に分かれて打ち合いをします。ポジションは順次交代、最初にコーチがボール出しをして打ち合いがスタートします！

フォア＆バックハンドのフォーム、ストローク＆ボレーのショットを上手く使って飛んできたボールに対応。これが結構難しく、ときにネットにボールが当たったり、ボールが高くなってしまったり…。相手がどんなボールを返してくるのか予測し、打ち返していくのは、やはり容易ではありません。でも打ち合いとなると、笑い声や歓声が上がり、コート内のボルテージが一気に上がっていきます。

今度は、ゲーム形式でのポイントマッチの前に、サーブの練習を行います。

サーブは最初ラケットをもたず、コーンめがけてボールを投げる練習から開始。まずはボールを投げることで、サーブのイメージをつかみます。それからラケットをもってサーブの練習を行っていきます。

「ボールを高く上げて打つ」と言いながら見本を見せる長南コーチ。その美しいフォームにため息がもれます。そしてその後は生徒さんも続いていきます！

いよいよ最後は、ゲーム形式での練習がスタート。今度はサーブから自分たちで行い、コーチは入りません！3ポイントごとに交代しながら、ゲームを進めていきます。

「ナイスサーブ！」「ナイスショット！」

サーブやショットがうまく決まると、コーチから掛け声が挙がり、ゲームは白熱していきます。今日の練習で教わったことを復習するかのように、生徒さんたちはとにかくボールを追いかけ、食らいつき、打ち返し、ポイントをゲット！思う存分体を動かしたところで、90分のレッスンは終了です。

皆さん、一様にさわやかな笑顔を見せており、疲れた…というよりも「まだまだやれる！」といった表情を浮かべていましたよ。

「55歳でテニスをはじめて今年で70歳になります。ファーストに1年半ほどいた後、このセカンドクラスに来ました。とにかく楽しませてもらっています！テニスって上手にできなくては…と思うかもしれませんが、そんなことはありません。上手じゃなくても面白いと思えますし、結構走るので、楽しく有酸素運動できています。最初は重いと感じていたラケットも軽く感じられるように！長く続ける秘訣は…無理をしないことですね（笑）」（N様奥さま）

「（奥さまに誘われて）トップランへ来て、もう7年ほどになります。月曜日のこの時間は、セカンドクラスに来てテニスをするという目標ができ、そのおかげで毎日規則正しい生活が送れています」（N様ご主人）

「私は昨年2021年の2月にファーストクラスに入り、10月にセカンドへ。もともとテニスは未経験で、最初はトップランのコーチが教えに来てくれるはりまドームテニス教室に通っていました。その当時は仕事の都合でコンスタントに通えなかったのですが、コーチから振替期間が長く、ゆとりをもって通えるトップラン石守校をすすめられて、ここへ来ました。そこからは仕事と両立させながら通えていますね。もうすっかりテニスが生活の一部になっています」（M様）

「私は昨年2021年の6月にここへ来て、10月からセカンドに。もともと軟式テニスをしていたので、ちょっと軟式の癖が残ってはいるのですが、すごく楽しんでいます。というか、楽しいしかないですね（笑）。クラスでは素敵な仲間と知り合うことができ、このトップラン以外の場でもテニスを一緒に楽しんでいます！」（N様）

テニスは「楽しい」と思えることが大切。だからレッスンをするときに心がけているのは、まずコーチである自分自身が楽しむこと。そうすればその楽しさは自ずと生徒さんに伝わって、クラスそのものがいい雰囲気になっていくかなと思っています。

あとは、生徒さん一人ひとりのニーズにどう応えていくかをコーチとしては、常に考えていますね。同じセカンドにいても、皆さん課題はそれぞれ違いますし、こうしてほしいと思うことも異なります。1回のレッスンですべてに応えられなくても、1カ月の間で、それぞれが課題とするところに順次フォーカスして、クラスにいる皆さんが等しくスキルアップできるよう、レッスンを進めています。

ちなみに、他のクラス同様、この月曜のセカンドクラスも、生徒さんみんなが温かく、一人でも安心して来ていただけます。私も皆さんが楽しくテニスができるようにお声がけしているので、興味があればいつでも体験に来てくださいね！